カフェやレストランに行った時・・・
変態?!と思われない程度に、カップルや家族など周りのお客様を、観察してみてください。
特に仲の良いカップルを観察してみると、どちらかが飲み物を口にすると、相手も飲み物を口にし、どちらかが前かがみになると、相手も前かがみになる・・・
といったように、しぐさや身体の動きが一致する現象が見られると思います。
このようにしぐさや身体の動きが一致する現象を、心理学ではボディーシンクロニーと呼んでいます。
このボディーシンクロニーという現象は、相手との心理的距離が近い、二人の仲が良い場合などに起こりやすく、その逆に二人の心理的距離が遠い、仲が悪いとなかなか起こらないと言われています。
数人で会議や話し合いをした場合などは、意見や方向性などが一致している場合は、複数の人でもしぐさや姿勢の一致が見られます。
お客様と商談をしている時、自分とお客様のしぐさが一致しているか、さりげなく意識してみましょう。
もし、しぐさの一致が見られたら、それはあなたとお客様の心の距離が近づいて来たサインです。
このまま、より深いところまで商談を進めて良いと思います。
しかし、なかなかお客様とのしぐさの一致が見られない場合は、お客様との心の距離は離れている可能性があります。
もちろんこのボディーシンクロニーは、話始めていきなり起こる訳ではないので、しぐさが一致しないのは、会話の時間が短か過ぎたり、まだ緊張していることが原因の場合もあります。
ですが、そこそこ時間をかけて話しているのに、なかなか一致しない場合は、お客様は心を閉ざしている、あなたに同意出来ない、なんか違うと感じている、気が合わない、などの気持ちを抱いているかもしれません。
そんな時は結論を急がず、もう少し時間をかけて、お客様の話をじっくり聞いてみる方が良いかもしれません。
大切なのは対話を通じて信頼関係を築くことです。
でも、より早くそういった状態に近づきたいという時は、不自然にならない程度に、お客様としぐさを合わせてみるという方法もあります。
これはミラーリングと呼ばれる心理術になりますが、ミラーリングとは、相手のしぐさや動きをまるで鏡のように真似ることです。
人は「気が合う」と感じる人とは、しぐさや身体の動きだけでなく、話すテンポや呼吸のリズム、声のトーン、言葉づかいなども、類似すると言われています。
しぐさや動き、話すテンポなどをさりげなく合わせて、相手になんか気が合う、波長が合うという感覚を作ってみましょう。
ただここで注意が必要なのは、あまりに露骨であったり、不自然にやると相手に不快感をあたえてしまうので、くれぐれも注意してやってみてください。
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