モチベーションを高める心理学
〜内発的動機と外発的動機〜
皆さんはお腹が空いて空いてどうしようもない時、、
冷蔵庫の中にはこれといって何もなく、食べ物を手に入れるためには5km離れたコンビニまで買い物にいかないと他に手段がないとしたら、、、あなたは食べることをあきらめてしまいますか?
一時的に躊躇することはあるかもしれませんが、恐らく何としても食べよう、食べたくて行動すると思います。
このように自分の内側から「〜〜したい」と湧き出る欲求を心理学では内発的動機と呼びます。
では、まったくお腹が空いていない満腹状態の時に、、
「これとこれを食べなさい」 「食べないとバランス良く栄養がとれない」
と言われ、5km離れたコンビニまで買い物にいかされるとしたらどうでしょう?。
恐らくよほどの強制力がない限り、行動しようとは思えないはずです。
このように、自分の外側から「〜〜しなさい」などと言って行動を起こさせることを外発的動機と呼びます。
人間は自分の内側からくる「〜〜したい」という欲求にはなんとしても行動をしようとしますが、
外から与えられたり強制されたことにはなかなかやる気を起こせないものです。
このことは、仕事や勉強へのやる気・モチベーションを高めるためには大変重要となります。
仕事や勉強などに、やる気・高いモチベーションを保とうと思ったら、まず目標設定の段階から自分の心の内側に目を向ける必要があります。
例えば、本当は漫画家になりたいと思っている人が、、
給料はいいし、社会的にも評価が高いからという頭で考えた理由で医者を目指そうとしても、、
そのための勉強・努力は恐らく相当苦痛になり、モチベーションを保ち続けることは難しくなると思います。
数回の挫折で諦めてしまう可能性も高いでしょう。
しかし、お腹が空いて食べたくて仕方ない人のように、心の底から漫画家になりたいという気持ちがあるなら、誰に止められても漫画を描き続けるでしょうし、なるために通らなくてはならない多くの苦労も乗り越えていけるはずです。
モチベーション・やる気を高めるためには常に、自分の内側に意識を向け、頭ではなく、心が欲する方向に自分を向けていくことが大切です。
また社員や子供・生徒さんのやる気を出させるためには、一方的にやりなさいと指示をするのではなく、
「何がやりたいのか」「将来的にはどうなりたいか」と心の内側に目を向けさせる習慣をつけることが大切です。
その他社員や生徒・子供のやる気を高めるポイント
・部下や子供の意見を聞かず「これをやりなさい」と一方的に押し付けない
・努力してやったことに対して必ず褒める
・得意なこと、うまく出来ることをみつけ、そこを本人に気づかせる
・親のエゴで子供の進路を決めない
・いきなり大き過ぎる目標を立てさせようとしない 他
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