皆様はご自分の集中力の持続時間はどの位だと思いますか?
一般に集中力の持続時間は90分と言われていますね。
確かに身体のリズムなどから考えた時、90分というのは一つの目安になると思いますが、
実際には集中力の持続時間は心理状態や脳のスタミナよって差があるというのが実際のところです。
1.心理状態による集中力の持続時間
時間には、物理的時間と感覚的時間の二つの性質があります。
物理的時間とは、時計の時間を意味し、感覚的時間とは心理的時間を意味します。
例えば、たった5分や10分であっても、退屈や苦痛を感じていると、凄く長く感じた経験はないでしょうか。
その逆に、好きな人とたわいもない話をしていたら、もう3時間も経ってしまった・・・
ゲームに没頭していたらあっという間に2時間経ってしまった・・・
そんな経験はないでしょうか?
このように人間は時間の感じ方が、その時の心理状態によって大きく異なっており、
勉強や仕事をその人が楽しんでいれば、あっという間に2時間3時間は過ぎますが、
嫌嫌やっていれば、たった5分でもとてつもなく長く感じます。
つまり集中力の持続時間が90分というのは1つの目安であって、
集中力を持続させるためには、いかにその時間、仕事や勉強を楽しむ工夫をするか、
これが1つのポイントです。
また授業や研修を行う先生や講師の方は、そのあたりを考慮して内容を設計していくと
受講生の方の集中力は持続します。
2.脳のスタミナと集中力
先にも述べましたが、一般に集中力の持続時間は90分と言われ、
大学や専門学校などでは90分1コマで授業を行っているところが多いですね。
しかし、実際に現場の声を聞いてみると、高校を卒業してきたばかりの学生さんにとっては、
この90分集中を維持するのがなかなか難しいようです。
その理由は授業の楽しさや、その授業への興味の度合いという側面も大きいですが、
もう一つは脳のスタミナの持続時間の影響もあります。
少し話が変わりますが、日頃からマラソンの練習をしている人は1km位走ってもそれほど疲れません。
しかし、ほとんど運動をしていない人にとっては1kmスタミナを維持するのは大変困難です。
つまり、高校を卒業したばかりの学生さんが90分集中を維持するのが難しくなるのは、これまで60分または45分授業であったため、90分(走る)ということに慣れていないため、スタミナの維持が出来なくなるからです。
集中力を高めるための一つのポイントは、日頃から脳をトレーニングして、
脳のスタミナの持続時間を高めておくことが大切です。
ちなみに、脳のスタミナは体調によっても変化しますので、集中力の持続のためには
健康作りや体力作りも大切になってきます。
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