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自粛生活の長期化に伴う家庭内暴力domestic violence


自粛生活の長期化に伴うDV・家庭内暴力増加の心理と予防法 怒りのコントロール 

家庭内暴力の心理
「世界規模でDV被害が恐ろしいほど増加」

こちらは先日掲載されていたニュースの見出しになりますが、少し前までDVだけでなく、虐待の増加やコロナ離婚の増加など、関連するニュースやツイートを見かけることが少なくありませんでした。


コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言はひとまず解除になったものの、多くの人が未だ外出を控え目にしたり、遊びや趣味を我慢したり、どこか不安を抱えながら程度の差はあるものの自粛生活を継続されているかと思います。


ウイルスへの感染を防ぐためにある程度の行動の自粛は大切なことではありますが、長引けば長引く程、仕事や収入などにも影響が及び、ストレスを感じることが多くなるかと思います。


そうなってくると気をつけなくてはいけないことの一つが、ストレスから来るイライラ感情の取り扱いです。

人間は普段通り生活をしていてもストレスやイライラを感じることは沢山ありますが、実はこのストレス(心に蓄積されたエネルギー)、何気なく人と話していたり、忙しく動きまわったり、運動をしたり、美味しい物を食べたりしていくうちに、いつの間にか発散、解消される部分が結構あります。


しかし、毎日毎日自粛の連続ですと、人と会話をすることが減る、身体を思い切り動かせない、外食が出来ないなどで、ストレス(心のエネルギー)は出口を失ってしまいます。

小出しに出来ず、出口を失ったストレスは、心の中でどんどん蓄積、膨れるあがると、小さなことでイライラするようになります。

そして、ストレスのエネルギーがやがて満杯になると、抑制が効かなくなり爆発する、、

これがある種「暴力」ということになります。


少し話がまわりくどくなりましたが、簡単に言えば、人はストレスが溜まって発散がうまく出来ないと、些細なことでイライラするようになり、誰かを攻撃することでストレスのエネルギーを発散し、心のバランスを保とうとするようになるのです。


スケープゴードとは


そして多くの場合、家庭の中で弱い立場にある、高齢者であったり、主婦やお子様などが暴力の被害者となります。

暴力による悲劇を生まないためには、特に家庭や組織の中で、強い立場にある人は自分自身の怒りの感情をマネジメントする知識と技術を身につけることが望まれます。

怒りの感情をコントロールする方法(アンガーマネジメント)はいろいろとありますが、ひとまず以下に、その基本を記載いたしますので、参考までにご活用いただければ幸いです。



1.今の自分の感情を把握する

まずは自分の心に向き合うことがアンガーマネジメントの基本です。適時心を静めて、自分の気分や感情に意識を向けてみましょう。今の自分の気分は良いですか、それとも悪いですか。

もしも、気分が悪い、イライラやストレスを感じているという場合は、その気分が土台となり、周囲の人のちょっとした行動・言動に腹を立ててしまう危険があります。

特に日頃暴言を口にしやすい人や、暴力的行動をしてしまいやすい人は、人と接することを気分が落ち着くまで控えるようにしてみましょう。



2.呼吸を整える

人間は怒る時、心拍数や呼吸が早くなります。

その逆に、気分が落ちつき、リラックスしている時は、心拍数がゆっくりになり、呼吸も深くゆったりとしてきます。

このように人間の心の状態は心拍数や呼吸と密接に結びついているのですが、呼吸を整えることで、気分や感情を変化させることがある程度可能です。

まずは日頃から、深くゆったりとした深呼吸を心がけてみましょう。

またイライラすると感じた時は、ひとまずその場を離れ、姿勢を正し、深くゆったりとした深呼吸を行ってみましょう。

深呼吸を続けることで、徐々に気分が落ちついてくるはずです。


3.日頃から意識的にストレスを発散する

怒りのエネルギーの源泉となるのはストレスです。

人間のストレスは常に出口を必要としていますが、溜め込むと、怒りっぽくなり、怒ることで溜まったストレスを発散してしまうことがあります。

そうならないためには、日頃からストレスを溜めないよう、意識的に発散しておくことが大切です。

ストレス発散方法は様々なものがありますが、一番基本となることは人と話すことです。

誰かと話すことで、気分がスッキリしたという経験がある人も少なくないと思いますが、話すだけでもストレスのかなりの部分は発散、緩和されます。

イライラする・ストレスを感じるという時は、出来るだけ「溜め込まない」よう、早い段階でどなたか第三者に話すようにしてみましょう。


それ以外では運動もおすすめです。運動やスポーツをした後、気分がスッキリしたという経験がある人も多いと思います。

ポイントは、この「スッキリしたー」という感覚を積極的に作り出していくことです。

人は気分が良いと人に優しく出来ますが、その逆に気分が悪いと、攻撃的な言動や行動が出やすくなります。

日頃から自分の気分や感情の状態に意識を向け、出来る限り良い気分でいられるよう工夫してみましょう。


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